【アユタヤ時代は】 ワット・アルン 【守護寺だった】


ワット・アルンは古いお寺です。
(日本では、三島由紀夫の暁の寺で有名です)

バンコク市内にあるので現王朝が作ったお寺のように思えてしまうのですが、このお寺はアユタヤ時代からあるお寺です。

アユタヤ王朝時代、このお寺は守護寺院でした。
ですので、アユタヤ王朝時代は最も位の高い寺院だったわけですが、現王朝になってから、守護寺院の地位はワット・プラケオ(エメラルド寺院)に移転されました。
(さらに、エメラルド仏も元々はワット・アルンにあったのですが、そのエメラルド仏もエメラルド寺院に移転されることになりました)



ワット・アルンは、陶器の貼り付けられた非常に美しい塔が有名です。
この塔には、シヴァ神と言うヒンドゥ教の神様が祀られています。

このワット・アルンの塔には階段が付いていますので、その階段を登ることができます。

このワット・アルンの塔の上の部分にはスロープが付いていますが、下の部分にはスロープが付いていませんので、足腰に自信のない方は、上り下りには注意された方が無難かもです。
(母は高いところが苦手ですし、下のほうはスロープも付いていませんでしたので、高い部分には登れませんでした)

ワット・アルンの塔の奥には29体の仏像が祀られているご本堂があるのですが、ワット・アルンの塔がド派手で立派ですので、少々目立ちにくくなってます。



この塔を見ている最中に気がついたのですが、ここにもやはり中国の武将(武将の神様)の仏像が置かれてありました。

「これは何ですか?」とガイドさんに聞くと、何でも、タイの輸出品を船で輸出して売ったあと、空になった船に中国の美術工芸品などを積んで帰ったので、タイに中国の石像があるんだそうです。

当時のタイは、お米や鉱物資源などを売る輸出大国であり、大きな生産力と資金力と国力のある国であったようです。


ワット・アルンへの行き方


ワット・アルンへは、船で行きました。
川は非常に臭かったです。
川には布袋葵(ホテイアオイ)がプカプカと浮いていました。
船から見たワット・アルンは、非常に美しかったです。



帰りも船で戻りました。
交通手段が船なのでちとめんどくさかったですが、なかなか異国情緒を楽しめました。
今度、再びタイに来る機会がありましたら、今度は水上クルーズなどを楽しんでみたいです。

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