【マニラ経由の罠】 まさかの途中下車


日本発バンコク行きのタイ航空の便の中には『マニラ経由』のものがありますので、注意した方がよいかもです。
マニラ経由の便の場合、バンコクまでの時間が2時間以上UPする上に、マニラの空港の所定のロビーで長い時間待機しなければならなくなります。

ところで、マニラ経由の日本発バンコク行きの便でマニラで下車する場合は、マニラに着く前にフライト・アテンダントからフィリピンの入国カードを受け取り、その入国カードに記入しなければならないのですが、マニラを素通りしてバンコクに行く場合は、入国カードを提出しなくてもOKです。

でも、うちの母は、私がトイレに行っている間に、フィリピンの入国カードをフライト・アテンダントから受け取ってしまいました。
その後、私がトイレから戻ってきてよく見てみると、Philippin と書いてあったので、「これってフィリピンのと違う?」と聞きました。

その時、やっと母はフィリピンの入国カードだと気付いたようなのですが、もうすでに後ろに座っていた日本人女性に筆記用具を借りて記入したあとでした。

でもこの時、私も母もとあることに気付いたのでした。
それは、私たち両者とも、筆記用具を持ってきていないと言うことでした。



マニラに到着すると、一度、全員が飛行機から下ろされることになりました。
(理由はよく分かりませんが、これはフィリピン政府の方針なんだそうな)

その後、飛行機から降りてすぐの場所にあるロビー(待合室)の前で、タイ航空のプラカードを持った人が「パンコックゥ、パンコックゥ」と叫んでいるのが見えました。
私は、その人のところに行くのだとすぐに分かったのですが、母はそのようには思わなかったようで、マニラで下車する人と同じ方向に行こうとしてしまいました。

そのため、私は慌てて母を引きとめました。
すると母曰く・・・
「パンコックゥって、何かとおもたよw まさかバンコクだとは思わんかったw」との事。

そのようなわけで、発音と言うのはなかなか重要な物だと言うことと、母の海外旅行一人旅はすごいものになりそうだと言うことに気がついたのでした。



と言うわけで、「パンコックゥ」の人のところに行くと、ロビーような待合室に通されました。
今までのバンコク行きのタイ航空機の機内には日本人もそこそこ居たのですが、その待合室にいた人々は、ほとんどが東南アジアの人々でした。

「うひゃぁ・・・ まさかこれって、日本人の人はほとんど居ないんじゃない??」
・・・と思っていたら、案の定、日本人はほとんど乗っていませんでした。

「ウゲゲゲ・・・ これは大ピンチだ・・・」と思いながら、母が入国カードを記入する時にペンを借りた女性のいた席を見てみると、そこには日本語の通じなさそうな東南アジアの人が乗っていました。

「あちゃー、あの人、マニラで降りちゃったのか・・・」

と言うわけで、バンコクに着く前にいかにしてペンを入手するのかが、母と私の至上命題になってしまったのでした。



あと、これは余談ですが、マニラまでは機内がスカスカで空席も目立っていたのですが、マニラからバンコクまではほぼ満席でした。

近年、関西国際空港の見直し案が出ていますが、確かにこの空席具合が日常化しているようでしたら、関西国際空港の見直し案が出てきても不思議ではないのかもです。
(でも、もし今の状態で関西国際空港が閉鎖されるようなことになれば、海外旅行がすごく不便になってしまうのですが・・・)

広告